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心不全の診断・治療

心不全は、心臓が排出する血液の量が不十分で、全身が必要とするだけの循環量を保てない状態をいいます。

症状としては、呼吸困難、息切れ、浮腫、動悸などがあります。重症心不全におちいると、手足の冷感や、意識レベルの低下、胸痛の症状が現れ、死に繋がることもあります。

心臓は、絶えず拡張と収縮を繰り返し、全身に血液を送り出すポンプのような役割を果たしています。ポンプ機能の低下があるタイプと、ポンプ機能が保たれるタイプがあります。

①ポンプ機能が低下するタイプ
 心筋梗塞、心筋症、心筋炎、弁膜症、不整脈など

②ポンプ機能が保たれるタイプ
 加齢、高血圧、糖尿病など生活習慣病

最近の研究では、高齢者の心不全の半数は②の心不全のタイプといわれており、心臓が硬くなり、拡張する力が弱まって生じることが明らかとなってきました。予後としても、⓵のタイプとさほど変わらないとの報告があります。さらには、これまで心臓の病気や特に目立った病気にかかったことがなくても、②の心不全が生じることがあります。

心不全

診断

当院では胸部レントゲン、心臓エコー、心電図などを用いて診断します。
また、採血では「BNP」という指標を用いることで、症状が出る前に早期発見できます。当院でも、BNPを用いてスクリーニングをして、必要な方に各種検査をする体制が整っております。
また、心筋梗塞、弁膜症など心臓の詳しい検査は大きな病院でしか施行できないことも多く、連携する病院に紹介させていただきます。

治療

薬物治療を中心に治療をします。必要時、連携する病院で手術治療などのため紹介させていただきます。

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